歯周病とは

歯のまわりに付着したバイオフィルム(細菌の代謝物)が原因で、歯周組織が破壊され、やがて歯を支える骨まで溶かして、歯が抜ける口腔内の病気です。いったんこの病気に侵されると完治が望めないことから、治療においては、治すことよりも進行を食い止めることが主なポイントになってきます。
歯周病のやっかいなところは、初期段階ではその症状に気づきにくく、病状が進行してしまうこと。歯のまわりに着いたバイオフィルムから細菌が体内に入り、身体の細胞をむしばみ始めますが、多くの患者さまのケースで、歯を支える骨が溶け始めるころまで気づかないのが実状です。気づいたときには、すでに歯茎がはれていたり、歯がぐらついたりして、明らかに重症化しています。この段階では、正直、歯を残すのは至難のワザで、泣く泣く抜歯ということも少なくありません。
そういった状況に陥らないためには、軽症のうちに治療を始めることです。そして、一番の治療法は、バイオフィルムを徹底的に除去すること。もちろん、歯科医院で行う治療も重要ですが、それにも増して奨励しているのが「ご自宅での歯みがき」です。日々の歯みがき習慣により、患者さまご自身でプラークコントロール(歯垢除去)ができるようになることがなによりの治療であり、そのために私たち歯科医院のスタッフも歯みがき指導や適切な道具のアドバイスといった面でサポートします。
歯周病治療について

当院で行う歯周病治療としては、患者さまの口腔内が、バイオフィルムが付着しやすい環境であれば、それを改善していくのが私たちの仕事です。その手順としては、まずプラークリテンションファクター(プラーク=歯垢が蓄積される要因)があれば、一つひとつそれをつぶしていきます。歯石は除去し、治していないむし歯は治療し、さらに段差を生じさせているような(=合っていない)銀歯などの被せ物は修復します。
こうした対策の中でも最も重要なのが、歯垢の除去。この点においても、当院では優秀な超音波スケーラー(キャビトロン)を採用しています。これは歯石の除去率がよく、温水が出るなどの使い勝手も優れている点で、当院の歯周病治療やメンテナンスに欠かせない機器となっています。私は、このスケーラーの公式インストラクターを務めていますので、扱いも慣れています。
丁寧な歯みがき指導、そしてこのスケーラーによる歯石除去で、実は当院の患者さまの8割が歯周病の進行を止めること=初期治療に成功しています。2割の患者さまは、残念ながら歯根にトラブルがあるなどで、次のステップである歯周外科の手術を行ったり、投薬したりすることになります。進行の度合いはさまざまでも、悪化という進行を食い止めたことが確認できたら、その状態を維持するためにもメンテナンスを続行します。
通常、歯周病の治療も保険診療でも行うことは可能ですが、初期治療に4~6カ月かかるという、要する時間の問題が大きく、その点で躊躇される患者さまもいらっしゃいます。一方、歯周病にも自費診療ですが、ワンデイトリートメントのシステムがあり、こちらはわずか通院3回ほどで完了します。その後のメンテナンスも、“自費で”という制約がありますが、治療期間はかなり節約できます。
患者さまの歯みがき習慣によるプラークコントロール+歯科医師の治療のコラボレーション。やっかいな歯周病も、この二人三脚によって、私たちとともに快方へ向かって歩んで行きましょう。
自分は大丈夫?歯周病の簡単セルフチェック
以下の症状の場合はご相談ください。
- 歯磨きした時に出血する
- 歯ぐきが腫れている
- 歯ぐきが赤みを帯びている
- 歯が浮いた感じがする
- 口臭が気になる
- 歯と歯の間に隙間ができてきた
- 歯磨き指導を受けた事がない
料金表
| 歯周病治療(保険) | ○○円 |
|---|---|
| ワンデートリートメント(自費) | ○○円 |
| メンテンナンス | ○○円 |








